杉尾 幸司 [Sugio Koji]

ICTを活用した「令和の日本型教育」
実現のための学校支援システムの開発

Principal investigator
杉尾 幸司
Sugio Koji
教育学研究科・教授

研究概要


中央教育審議会が公表した「令和の日本型学校教育(中間まとめ)」には、社会構造の変化や感染症・災害等を乗り越えて「全ての子供たちの可能性を引き出す、個別最適な学びと、協働的な学び」を実現するための様々な方策が述べられています。本研究では、その中の「遠隔・オンライン教育を含むICTを活用した学びの在り方」、「STEAM教育等の教科等横断的な学習の推進による資質・能力の育成」、「新時代の学びを支える環境整備」に焦点をあて、eラーニング、STEAM教育、ICTを活用した教師の負担軽減をキーワードに学校教育の周縁を支える支援システムの開発とその効果の検証を行います。


 新型コロナウイルス感染症の感染拡大は、世の中全体のオンライン化を大きく促進しました。学校教育においても「学校で学びたくても学べない児童生徒への遠隔・オンライン教育の活用」や「個々の才能を存分に伸ばせる高度な学びの機会など新たな学びへの対応」などが期待されています。本研究では、eラーニングを活用して遠隔・オンラインのSTEAM教育を実施し、これらの問題の解決に向けての試みとその効果についての検証を行います。また、学校と家庭間の正確で迅速な情報共有は、安全管理や生活指導を円滑に実施するためにも重要ですが、効率的な運用が行われているとは言えないのが現状です。そのため、スマートフォンを活用した「学校・家庭間の情報共有システム」の開発と効果の検証も実施したいと考えています。これらの研究を通して、ICTを活用した学校支援システムを開発し、先行きの不透明なポストコロナ社会に立ち向かう学校教育をサポートします。

Project Name ICTを活用した「令和の日本型教育」実現のための学校支援システムの開発
Project Members杉尾幸司・教育学研究科・教授
岩切宏友・教育学研究科・教授
金城 満・教育学研究科・教授
福本晃造・教育学部・准教授
古川雅英・理学部・教授
前野昌弘・理学部・准教授
長田智和・工学部・准教授
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